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麦門冬湯・バクモンドウトウ −金匱要略− |
| 薬味構成 |
麦門冬、半夏、粳米、大棗、人参、甘草
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| 適応 |
気管支炎 |
肺炎 |
咽喉炎 |
喉頭結核 |
気管支喘息 |
| 百日咳 |
肺結核 |
糖尿病 |
脳出血 |
高血圧 |
| 妊娠咳 |
嗄声のあるもの |
感冒 |
脳卒中後の上逆感 |
シェーングレン症候群 |
| 病位 |
少陽病
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| 虚実 |
虚証
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| 十二臓腑配当 |
心・小腸
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| 方意 |
●上焦の燥証による咽喉乾燥感、濃厚な喀痰
●気の上焦による激しい乾咳、のぼせ(高血圧症、動脈硬化症、脳出血等ののぼせも含む)
に対する方剤です。
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| 目標 |
のぼせぎみで顏が上気して赤みがかり、急迫性の咳が出て、咳嗽する時、咳が切れにくく、顏を赤くして激しく咳き込み、痰が切れると一応咳が収まる(大逆上気)、咽喉が乾燥していらいらと違和感を生じそのため声がかれる(咽喉不利)といった症状の方に用います。
原典に「大逆上氣、咽喉不利、逆を止どめ、気を下す者」とある条文の応用です。
痰はあまりなく、あっても切れにくく、激しい空咳が出て、咽喉が詰まって呼吸ができなくなる位のものと考えてください。妊婦が咳をすると腹にこたえてとても辛く、尿を漏らすこともありますが、この咳に不思議と効くようです。
上気というものは気がつき上げてくるもので、高血圧症でのぼせ感が強く、ふらつくという症状に転用しても効く場合がある。
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| お薬の飲み方 |
■湯剤の場合、温めてお飲み下さい。
■粉、エキス剤の場合、できるだけお湯でお飲み下さい。
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| お薬の飲み方 |
慢性の咳/60歳代・男性 −漢方処方応用の実際より−
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大学の教授で講義の最中によく咳払いが出て、そのひどい症状に困っているとの事で、いい漢方薬はないかと相談を受けた。相談中にもよく咽喉不利の咳払いをしている。たずねてみると、喉がいつも渇いているようで、イライラとした感じがするという。「それではリン酸コデインなどを飲むと、余計に喉が渇いたようになって具合が悪いでしょう。」と聞くとそうだとおっしゃった。内科からいろいろお薬はもらって飲んでいるが、その薬を使うとかえって良くない事があるとも言われた。
そこで咽喉不利を目標に麦門冬湯の乾燥エキス末を用いてみた。1日3gずつ約2ヶ月続けた頃から、講義のときに咳払いをするのが減ったようだとおっしゃった。
この例は、慢性で緩和な咳に用いたものであるが、急性の激しい症状は、しばしば劇的効果のあることを経験している。
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| 備考 |
肺結核の喀血時に、本方に黄連、阿膠、地黄、脈洪大、上逆感のあるものに石膏を加えて用いることがあります。
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