|
附子湯・ブシトウ −傷寒論・金匱要略− |
| 薬味構成 |
附子、茯苓、芍薬、白朮、人参
|
| 適応 |
関節炎 |
慢性関節リウマチ |
神経痛 |
感冒 |
| 末梢神経麻痺 |
片麻痺 |
腰冷痛 |
慢性腎炎 |
| 妊婦の腹痛 |
口内炎 |
舌痛 |
ネフローゼ症候群 |
| 腹膜炎 |
湿疹 |
蕁麻疹 |
|
| 病位 |
少陰病
|
| 虚実 |
虚証
|
| 十二臓腑配当 |
−
|
| 方意 |
●寒証による筋肉痛、関節痛、神経痛、麻痺、背悪寒、手足の冷え
●水毒による尿不利、浮腫、浸出液
に対する方剤です。
|
| 目標 |
体質的に水毒があり、発熱がある場合は、少陰病で表裏に寒があるため、背中にぞくぞくと寒気がし、手足が冷えて、四肢や関節が痛む方に用います。
一般の慢性病では、陰虚証の方で貧血証で体力がなく、四肢痛、関節腫痛、四肢麻痺、腹痛、尿利減少、浮腫などがあり、冷え性で手足が冷える方、あるいは心下悸や心下痞硬がある方に用います。
この証の方の脈は沈で遅く弱いものが多いです。
附子湯は真武湯からつくられたもので、臨床的にも真武湯に似ていますが、附子と白朮の量が増え、人参が加わっている所から、寒と胃腸の状態が真武湯よりはるかに強くなっていることがわかります。寒と水とは腎の司る所ですから腎の変動が主となり、脾の変動が従になります。腎は足の少陰腎経とを主とするので少陰病を主とすることが考えられます。少陰病では背悪寒や手足寒や骨節痛、脈沈になるのは当然です。骨は腎に属するので病が深部に入っているのがわかります。
|
| お薬の飲み方 |
■湯剤の場合、温めてお飲み下さい。
■粉、エキス剤の場合、できるだけお湯でお飲み下さい。
|
| 備考 |
真武湯の生姜の代わりに人参を加えたものです。附子湯の四肢や関節の痛みは、表寒によるものなので、冷え性で手足が冷えていることが目の付け所となります。
|