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大建中湯・ダイケンチュウトウ −金匱要略− |
| 薬味構成 |
山椒、乾姜、人参、膠飴
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| 適応 |
慢性胃腸炎 |
腸狭窄症 |
尿道炎 |
難聴 |
冷え性 |
| 内臓下垂 |
ヘルニア |
脱腸 |
腸閉塞 |
膵臓炎 |
| 胆石症 |
腎結石 |
急慢性虫垂炎 |
限局性腹膜炎 |
不眠症 |
| 病位 |
太陰病から少陰病
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| 虚実 |
虚証
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| 十二臓腑配当 |
脾
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| 方意 |
●脾胃の虚証・脾胃の気滞による腸蠕動亢進、腹鳴、食欲不振
●虚証による腹壁軟弱無力
●寒証による疼痛、激しい腹痛、心胸痛
●気滞による不眠、感情不安定などの精神症状
に対する方剤です。
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| 目標 |
体力の衰えた虚弱な方で、腹壁が薄く、軟弱無力で、腸内にガスがたまり、腸の蠕動不安がおこり、これを外部からも望見でき、腹が痛んで嘔吐をしたり、飲食物を取ることができない方に用います。
しかし、これは、典型的な証で必ずしも多くはなく、嘔吐は伴わないこともあります。
脈は、沈、遅、弦、弱または浮大弱です。
また、腹部が冷えてガスがたまり、膨満して痛み、鼓音を呈する方のほうが多く、時に嘔吐することもあります。
原典の条文では「心胸中大寒痛し、嘔して飲食すること能はず、腹中の寒上衝すれば、皮起り出であらわれ、頭足あって、上下し、痛みて触れ近づくべからず」とあります。
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| お薬の飲み方 |
■粉薬はできるだけお湯でお飲み下さい。
■煎じ薬は温めてお飲みください。
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| 症例 |
回虫症/50代・女性 |
ある女性が激しい腹痛を起こし、近所の医師に往診を頼んだそうだ。医師は胃痙攣ということで鎮痛剤を注射したが、これは数時間しか効果がなく、お薬が切れると痛みが続いたとの事。
2日目、大便を検査してみたところ、回虫卵があったので、虫の痛みと考え、駆回虫薬を飲ませた。しかし傷みは治らなかったとの事。
3日目、漢方治療をしてみようと言うことで相談にこられた。大建中湯証が出ていた。この処方を飲ませたところ、2〜3時間後に痛みが緩解し、翌日回虫が2〜3匹排出された。そして、本方を数日続けてすっかり治ったのである。
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| 備考 |
大建中湯は小建中湯よりさらに虚したものや陰証の場合に用いられます。小建中湯や大建中湯が適応する状態を裏寒証といい、陰虚証に属します。裏寒とは、体内に寒(冷え)があるという意味になります。
小建中湯と大建中湯は、腹証で区別することが多いです。
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