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大柴胡湯・ダイサイコトウ −傷寒論・金匱要略− |
| 薬味構成 |
柴胡、半夏、生姜、黄ゴン、芍薬、大棗、枳実、大黄
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| 適応 |
諸種の発熱症 |
高血圧症 |
動脈硬化症 |
脳卒中 |
急・慢性肝炎 |
| 胆石 |
胆嚢炎 |
急・慢性胃炎 |
喘息 |
赤痢 |
| 肥胖症 |
気管支喘息 |
糖尿病 |
耳鳴り |
諸種化膿症 |
| 病位 |
少陽病
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| 虚実 |
実証
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| 十二臓腑配当 |
胆
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| 方意 |
●胸脇の熱証による口苦、後頭部不快感、肩背強急
●裏の実証による便秘、腹実満、
●肺の熱証による咳嗽、呼吸困難、胸痛
●胸脇の熱証による感情不安定、不眠、心悸亢進精神症状
に対する方剤です。
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| 目標 |
体力がある実証の方に用います。この際、腹部が膨満し、ことに上腹部が固く張り、胸脇苦満は他覚的にも自覚的にも著明で、胸部に苦痛を訴える方にも用います。
熱病では、発病してから数日たったときで、なお体温上昇が続き、しかもその熱は往来感熱の状態となり、悪心、嘔吐が激しく、食欲が減少して、便秘の傾向が強い方に用います。
熱のない慢性病では、体格が頑丈で体力のある人の、種々の症状に用います(顏の造作も太作りで下顎が豊かで、いかにも咀嚼力が強いだろうなと思わせる感じ、上腹角が広く、心下部があつくて堅い人に多い)。ただ、虚実の判定は、外見のみによるものではないので、一見大柴胡湯証でない方にも、本剤が適応することがあります。
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| お薬の飲み方 |
■粉薬はできるだけお湯でお飲み下さい。
■煎じ薬は温めてお飲みください。
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| 症例1 |
胆石症による激しい腹痛/62歳・女性 |
胆石症でしばしば激しい腹痛を起こしていた。これに、大柴胡湯を用い腹痛発作が起きなくなり、約4ヶ月で廃薬した。しかし5〜6年後にまた腹痛を起こしたので、再び本方を用い、1ヶ月ばかりで廃薬した。その後、数年立つが、腹痛は起きないという。
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| 症例2 |
脳溢血による半身麻痺/30歳・男性 |
脳溢血を起こし、左半身が麻痺した。体格のよい頑健な体質で、いわゆる大柴胡腹で心下部の抵抗、圧痛と胸脇苦満を呈した。血圧は194〜106mmHgであったが、大柴胡湯を用い、10日後には176〜96mmHgとなり20日後には160〜90mmHgとなった。
その後1ヶ月間、血圧の降下がみられないので、大柴胡湯加黄耆(2.0)釣藤(3.0)としたところ、5日後に血圧141〜80mmHgとなり、更に1ヶ月後に麻痺はほとんどなくなり、約半年間で全快した。
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| 備考 |
小柴胡湯より、つよい胸脇苦満があり、心下痞硬も激しい時に用います。
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