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五積散・ゴシャクサン −和剤局方− |
| 薬味構成 |
蒼朮、陳皮、茯苓、白朮、半夏、当帰、厚朴、芍薬、川キュウ、白シ、枳殻、桔梗、乾姜、桂枝、麻黄、甘草、大棗
16味から成っていて、複雑な構成。
二陳湯(水毒を処理)、平胃散(食の停滞を除く)、四物湯(駆オ血作用)、桂枝湯(血流を良くし、内から温める)、続命湯(リウマチ性の疼痛を治す)、半夏厚朴湯(神経を沈静する)などを合わせたようなものと解釈できます。
薬の数の少ないものほどシャープな効き目があり、多味のものはマイルドになる法則通り、古方の切れ味はないのですが、方証相対の場合起死回生の劇的な効果もあることが報告されています。
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| 適応 |
急性慢性胃腸カタル |
胃痙攣 |
所謂疝気 |
腰痛 |
| 月経痛 |
心臓弁膜症 |
神経痛 |
リウマチ |
| 中風 |
打撲 |
老人の軽い感冒 |
腸痙攣(腸疝痛) |
| 老人や虚弱者の軽い感冒 |
白帯下 |
脚気 |
難産ぐせ |
| 病位 |
太陰病
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| 虚実 |
虚実
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十二臓腑配当
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肺・大腸 |
| 方意 |
●気の上衝によるのぼせ・冷え・頭痛
●下焦の寒証による腰冷痛・神経痛・関節痛
●脾胃の気滞・脾胃の水毒による食欲不振・悪心
に対する方剤です。
まとめると、1)腰が冷えて痛む、2)腰から股にかけて筋が張る、3)上熱下冷える、4)下腹が痛む
この4つの証です。
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| 目標 |
気血寒食痰の5つの積を破るとの意味で五積散と名づけられている。
寒冷や湿気に侵されて病気になった方で、下肢が冷えて痛む方、腹がひきつれて痛む方、下腹が痛む方、身体の上部が逆にのぼせて熱く、頭痛などの熱症状を起こしていて、下部は冷える方に用います。
これらの症状により頭痛、背骨のこり、悪寒、嘔吐などがおこる方にも用います。
その他、婦人の月経不順や難産の癖がある方にも用います。患者さんは、顏色が青白く貧血気味の方が多いです。
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| お薬の飲み方 |
できるだけお湯でお飲み下さい。
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| 症例 |
冷えのある腰痛/60代・男性
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年寄りの大工さんのお話である。年の割には体格の良い、平素は頑健な人であった。坐骨神経痛のような腰痛を起こしたことがあった。注射も針治療も効果が無かった。その時、「足が冷える、釣りに行って冷えたらしい」という訴えと、脈が沈遅なのを目標に、五積散を与えた。
5日間で痛みが楽になり、仕事を再びできるようになった。
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| 備考 |
五積散の腰痛は、腰にベニヤ板のようなものがべったりと貼りついたようなものらしいです。
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