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排膿散・ハイノウサン −金匱要略− |
| 薬味構成 |
枳実、芍薬、桔梗
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| 適応 |
リンパ腺炎 |
ヒョウ疽 |
外耳炎 |
慢性副鼻腔炎 |
麦粒腫 |
| 乳腺炎 |
肛門周囲炎 |
痔ろう |
直腸潰瘍 |
虫垂炎 |
| 脊椎カリエス |
フルンケル |
カルブンケル |
筋炎 |
その他化膿性疾患 |
| 病位 |
局所的に陽証
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| 虚実 |
実証
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| 十二臓腑配当 |
−
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| 方意 |
●熱証・局所の実証による発赤、疼痛、硬い腫脹
に用いる方剤です。
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| 目標 |
諸種の化膿性の炎症および腫物で、患部が痛み、発赤して腫れたり、硬く緊張しているものに対して用います。
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| お薬の飲み方 |
できるだけお湯でお飲み下さい。
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| 症例1 |
脳腫瘍(癌)手術後に排膿散と山豆根末/漢方治療百話より 矢数 道明 著
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42歳の主婦の話である。患者は前年の8月ごろから右の目が腫れ上がり、眼球が突出し、次いでまったく視力がなくなってしまった。大きな大学病院の外科で診察の結果、脳腫瘍という診断で脳腫瘍という診断が出た。10月に1回、12月に2度目の手術を受けた。腫瘍は癌腫であると言われた。
手術は相当困難を極め、2回に渡って行われたが、とても全部を摘出することはできなかったという。そこで放射線治療を3ヶ月続けて退院し自宅療養に移ったが、このころの全身衰弱ははなはだしく、食欲はまったく欠乏し、何一つ摂取することができない。37度2分の微熱が続き、よくよく衰弱の結果、退院後10日目に都内にある病院に再入院し、あらゆる栄養剤を補給して、かろうじて生命を維持している状態であるという。
再入院後20日近くになるが、食欲は一向に回復せず、患者自身も家族もほとんどあきらめていた。
そんな状態で漢方治療をすることになったが、その頃の患者の様子は顔色蒼白、やせ衰え、脈腹ともに無力で、右目の眼帯をとると、眼窩(ガンカ)に鶏卵代の反転した赤い眼瞼結膜がまくれ上がっていて、眼球は見えない。見るも気の毒な状態であった。
そこで、山豆根末1.5gを1日2回、排膿散1gを1日1回与えた。(排膿散は元来化膿症に良いのであるが、過去に脳腫瘍に使った例がある。)
すると服用5日目から俄然食欲が出始めその日は病院から出た食事の半分を食べて、本人はもちろん家族も大喜びしたという。それまでは病院食も箸を取ったことが一度もなかった。
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| 備考 |
化膿はしてもなかなか排膿せず、痛くてどうしようもない時に、迅速に排膿を促す効果があります。
その名のとおり、もっぱら排膿効果のある薬方です。
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