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八味丸・ハチミガン -金匱要略-
八味地黄丸・ハチミジオウガン |
| 薬味構成 |
地黄、山茱萸、山薬、沢瀉、茯苓、牡丹皮、桂枝、附子、蜂蜜
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| 適応 |
膀胱炎 |
前立腺肥大 |
腎炎 |
腎硬化症 |
高血圧症 |
| 糖尿病 |
脳出血 |
陰萎 |
尿崩症 |
腰痛 |
| ぎっくり腰 |
坐骨神経痛 |
産後または婦人科の手術後にくる尿閉 |
尿失禁 |
脚気 |
| 帯下 |
遺尿症 |
白内障などの眼疾患 |
難聴 |
耳鳴 |
| 動脈硬化症 |
腎不全 |
脳卒中後遺症 |
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| 病位 |
太陰病
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| 虚実 |
虚証
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| 十二臓腑配当 |
腎
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| 方意 |
●腎の虚証による夜間頻尿、燥証による口渇・兎糞状便秘
●水毒による浮腫・手足の冷え
●気の上衝による頭痛、のぼせ、心悸亢進、息切れ
●血証による出血貧血
に対する方剤です。
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| 目標 |
胃腸が健全で、食欲正常、下痢、嘔吐などの障害がなく、泌尿器、生殖器の機能が衰えている方に用います。
疲れやすく、腰や足が冷えたり痛んだり、尿利が減少したりあるいは浮腫(身体下部に出ます。)のある方に用います。
足腰がしびれたり、脱力状態になり、尿失禁、遺精、インポテンツなどがあり、咽喉の乾燥感や口渇がある方にも用います。
口渇がひどくて盛んに水を飲みたがり、水を多量に飲んで尿量が非常に多い方にも用います。婦人や老人、虚弱者などが身体や手足がほてって暑苦しく、息苦しい場合にも用います。
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| お薬の飲み方 |
できるだけお湯でお飲み下さい。
古典ではお酒で飲むと良いとされています。
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| 症例 |
子宮筋腫手術後の尿失禁に八味丸/56歳・女性 −漢方治療百話・第二集より引用−
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小○梅○という五十六歳の主婦で、初診は昭和37年3月16日であった。ちょうど1年前に患者は子宮筋腫の手術を受け、子宮全部を摘出してしまった。
現在の主訴は、手術後の尿失禁である。1ヶ月前に風邪を引いて初診時は咳嗽や喀痰があり、背が凝っていて、レントゲンで診てもらったところ少し肋膜炎の気味があるといわれたよしである。微熱があって、食欲がない。血圧は160-90であった。
栄養は衰えていて顔面蒼白である。脈状にはそれほど特記すべきものはない。腹は両直腹筋が緊張している。
この患者に初め小柴胡湯と五苓散を合わせた柴苓湯を与えてみた。服薬後4日目と5日目と2日間失禁がなくてすんだので大変喜んだが、再び失禁を繰り返して1ヶ月は過ぎた。この方で風邪のための咳や痰は治り、微熱も取れたので、今度は八味丸料に転方した。手術後の失禁によく八味丸が用いられる。
八味丸料にしてから、失禁はだんだん少なくなり、40日後には大分良くなったと言うことで、薬も飲んだり飲まなかったりしていたが、2ヵ月後になってすっきり良くなった。
自然に良くなることもあろうが、八味丸料がその治癒を促進したことは認めてよいと思われるのである。
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| 備考 |
八味丸証の方は、腰から下の力が抜け、足元が危なくなり、物につまづきやすくなるのが一つの特徴です。お年寄りの老化防止にもよく用います。
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