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十味敗毒湯・ジュウミハイドクトウ −華岡青洲−
十味敗毒散・ジュウミハイドクサン |
| 薬味構成 |
柴胡、桔梗、防風、川キュウ、桜皮、茯苓、独活、荊芥、甘草、生姜
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| 適応 |
セツ |
癰 |
疔 |
フルンクロージス |
蜂ソウ織炎 |
| 筋炎 |
湿疹 |
肺門結核症 |
腎臓炎 |
糖尿病 |
| 梅毒 |
所謂水虫 |
神経衰弱症 |
リンパ腺炎 |
アレルギー性眼炎 |
| 麦粒腫 |
鼻炎 |
蕁麻疹 |
皮膚炎 |
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| 病位 |
少陽病
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| 虚実 |
虚実中間から実証
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| 十二臓腑配当 |
心包・大腸
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| 方意 |
●表の熱証・表の湿証による化膿傾向・激しい掻痒感・身疼痛・濃厚な膿汁、精神症状
●体内に蓄積して皮膚に病変を起こす毒を解しての中和
に対する方剤になります。
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| 目標 |
セツ・疔などの化膿性腫物が次々と続発する方、慢性、急性蕁麻疹や亜急性以後の皮膚病で掻痒感のある方に用います。
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| お薬の飲み方 |
■粉薬はできるだけお湯でお飲み下さい。
■煎じ薬は温かくしてお飲み下さい。
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| 症例 |
蕁麻疹 24歳・女性 −漢方処方・応用の実際より引用−
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5,6日前に魚を食べてから、全身に蕁麻疹が出てひどく痒くそのため夜も眠れない。
他の診療所でカルシウム剤、抗ヒスタミン剤などの注射をしてもらい薬ももらって飲んだ。注射では一時そう痒が軽快して、湿疹が消退するが半日もたつと再発してくる。レスタミンを飲むと眠いばかりで全然効果がないという。食欲もあまりなく便秘をしている。
体格は中くらいでやや痩せ型、全身の皮膚が潮紅し、栗粒大の丘疹があるが、特に四肢がひどく丘疹も多い。脈緩、白苔あり、腹部は肉付き中等で腹筋も緊張も普通であるが左季肋下に軽度の抵抗と圧痛をみとめ臍の右上で動悸が著明に亢進している。きいてみると非常に疲れると答えた。
左季肋下の抵抗圧痛を胸脇苦満と考え柴胡の入った十味敗毒湯を用いた。なお、口渇と発疹部の熱感を目標に石膏を加え排毒の効果をたかめるため連翹をくわえ、十味敗毒湯加石膏連翹とした。
と ころが翌日強い腹痛を発し、その後大量の便通があった。すると症状は急速に軽快したちまち夜よく眠れるようになった。4〜5日後には、風邪にあたるとその部分に少し発疹する程度にまでなり、約10日間で全治した。この場合の腹痛と大量の便通は古人がめんけんといった現象の1つであろう。
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| 備考 |
炎症性疾患の初期に用います。
連翹・大黄・石膏などを加えることで、より一層病毒の排出や化膿防止の効果を増します。
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