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柴胡桂枝乾姜湯・サイコケイシカンキョウトウ |
| 薬味構成 |
柴胡、桂枝、カ楼根、黄ゴン、牡蠣、乾姜、甘草
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| 適応 |
肺炎 |
流感 |
肺結核 |
腹膜炎 |
胸膜炎 |
| マラリア |
神経症 |
血の道症 |
不眠症 |
胃アトニー症 |
| 胃下垂症 |
諸種の熱病 |
発作性心悸亢進 |
心臓弁膜症 |
その他の心臓病 |
| 病位 |
少陽病
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| 虚実 |
虚証
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| 十二臓腑配当 |
腎・胆
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| 方意 |
胸脇の熱証・燥証による口苦・口乾・胸脇満、気の上焦・気および胸脇の熱証による頭汗・のぼせ・感情不安定・不眠などの精神症状、虚証による疲労倦怠・盗汗、脾胃の水毒による食欲不振・軟便、肺の水毒による喀痰に用いる方剤です。
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| 目標 |
小柴胡湯証に準じ、しかも身体虚弱手体力が衰え、あるいは長年の病気で衰弱している方に用います。
そこで、胸脇がひえて苦しく、往来寒熱あるいは微熱があり、食欲がなく、寒気が強く頭痛、咳、盗汗(寝汗)などがあり、患者は痩方で貧血気味、疲れやすく動悸や息切れしやすく、時に腹痛が起こり、尿利が減少することがある方に用います。
特徴は、顔面や頭部から汗が自然に出やすく、口乾や軽い口渇があり、胸腹の動悸が亢進している方に用います。
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| お薬の飲み方 |
必ずお湯でお飲み下さい。
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| 症例 |
41歳・女性 −漢方処方・応用の実際より引用− |
以前から虚弱な人だった。37年前7月の末、ひどい眩暈がおこって近所の病院へ入院した。
しかし少しもよくならず、痩せる一方なので8月中旬に退院した。
家へ帰ってもねたきりで起きると立ちくらみがするという。そして頭があつくしじゅう頭痛がしている。
体温はいつも37.2度ぐらいの微熱が続き近所の医師に肺結核の疑いがあるともいわれ、ストマイ注射をされた。ところが注射をすると顏がしびれ、耳鳴りがして、一層具合が悪くなるので止めてしまったといいうこと。
手足が冷えたり、ほてったりし胸に物が痞えたような感じがして苦しく右の下腹つって痛み、食欲がなく、便秘して3日に1度は浣腸しているという。また疲れやすくて朝は起きられそうな気分がするが、起きるとすぐ疲れて寝てしまう。しかし寝ていると今度は腰が痛くなるという。
睡眠不良、肩こり、月経は不順である。
患者は小柄な人ですっかりやせてしまい、眼ばかり大きくなっているような感じがする。
顏は蒼白でつやがない。脈をみると右は浮大、左は浮弱で虚労の脈と考えられた。
胸部には異常がなく、腹診すると腹部の肉づきも少なく腹壁が薄いのに、腹部全体が膨満し打診すると鼓音を呈し亜急性腹膜炎を示し右側には圧痛もあり、胸脇苦満と考えられた。
治療としては頭があつい、微熱がある。神経質になっているなどの点を考慮して、まず加味逍遙散を投与した。しかし1週間たっても微熱がとれず朝起きたときは36.5度ぐらいだが午前9時頃には37.3度ぐらいに上がり夕方にはまた37度ぐらいに下がるといい、また右季肋下が張り、胸の中がもやもやして気持ち悪く、吐き気や頭痛がするという。
そこで柴胡桂枝乾姜湯に変えた。すると4日後には体温が朝36度、夕方36.8度ぐらいになり食欲もでてきた。さらに2週間たつと微熱はなくなり便通は2日に1度はあるようになった
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| 備考 |
柴胡剤(柴胡を主剤とした薬方)の中では、最も虚証に用いられるものです。
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