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小柴胡湯・ショウサイコトウ
小柴胡湯加桔梗石膏・ショウサイコトウカキキョウセッコウ -傷寒論・金匱要略- |
| 薬味構成 |
柴胡、半夏、生姜、黄ゴン、大棗、人参、甘草
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| 適応 |
諸種の熱性病 |
感冒 |
流感 |
咽喉炎 |
耳下腺炎 |
| 肺炎 |
胸膜炎 |
上気道炎 |
気管支炎 |
肺結核 |
| リンパ腺結核 |
肝炎(黄疸) |
胃腸炎 |
麻疹 |
マラリア |
| 肺気腫 |
帯状疱疹 |
胆嚢炎 |
急・慢性腎炎 |
胃酸過多症 |
| 頸部リンパ節炎 |
円形脱毛症 |
扁桃炎 |
外耳道炎 |
中耳炎 |
| その他の化膿症 |
体質改善
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| 病位 |
少陽病
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| 虚実 |
虚実中間からやや実証
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| 十二臓腑配当 |
心包・胆
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| 方意 |
●胸脇の熱証による胸脇苦満・心下痞硬・口苦・往来寒熱
●脾胃の熱証・脾胃の水毒による食欲不振・悪心・嘔吐
●肺の熱証による咳嗽・喀痰・胸痛
●胸脇の熱証による多怒
などの精神症状に用いる方剤です。
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| 目標 |
熱が出て5、6日たってから往来寒熱(悪寒と熱感が交互に起こることをいいます。朝のうちは平熱で、午後あるいは夕方になると熱が出て、体温が上がるもののことです。)胸脇苦満が起こり、下にはく代が生じて、口が苦く、食欲不振、悪心、嘔吐のあるもので、この時、咳が出ることがあり、あるいは口渇、腹痛、心悸亢進、尿利減少、身熱、首やうなじ残りなどが起こり、あるいは便秘、または軟便が出る方に用います。
産褥熱や炎症性疾患にかかって、四肢が煩熱して頭痛が起こる方にも用います。
腹が急に痛んで、小建中湯が効かない方にも用います。
黄疸で、熱が出て寒気がし、胸脇苦満であり、食事が取れず、首やうなじが凝り、小便の出が悪く、脈が浮弱遅の方にも用います。
以上のほか、腹証に胸脇苦満のある虚実中等の人の雑病諸病に用います。
圧痛を伴うような、はっきりした胸脇苦満は、急性病の際によく現れるようです。小柴胡湯などで諸症状が治ると、胸脇苦満も消えてしまいます。慢性病の場合は症状が改善しても季肋下の抵抗が変わらないことも多い。
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| お薬の飲み方 |
■粉薬は必ずお湯でお飲み下さい。
■煎じ薬は温かくしてお飲み下さい。
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| 症例 |
原因不明の全身麻痺 女性 −漢方処方・応用の実際より引用−
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患者は20歳の女子大学生で、話によると1年前の5月、微熱、嘔気、かぜぎみ症状から1週間後に下肢が脱力して歩行困難となり、傾眠、感情刺激的となって、寝たままになったが、2ヶ月後自然によくなった。ところが今年の6月初め、またもや同じような麻痺、脱力がおき悪心、全身倦怠を訴えて寝たままになったという。
大学病院その他で、その都度診てもらったが診断ははっきりつかないということだった。
6月下旬のある日の夕方、所用をすませたあとで患者をたずねた。
患者は平素は割合に丈夫な方だが、時々膝の冷痛を訴えたという。
病気になる前は肩がこって疲れやすくなり、便秘をして、眼の光が弱くなったという。また初めは寝返りもよくうてなかったが最近ようやく家の中を歩けるようになったということであった。
悪い最中はまた、胃の痛みを訴えたりいらいらしたりしていたともいう。
体格は中背で痩せ型、貧血性で、如何にも弱々しいからだにみえる。
しかし脈は細くて弱いが理学的診断では何らの異常もみられなかった。腹部をみると、腹筋が薄く、一般に軟弱であるが右の季肋下に中等度の抵抗がみられ、また臍の周囲が少し固く張っていた。
腰背部の志室の穴にも圧痛がみられ全般的に虚しているようにみえた。
全体からうける弱々しい様子では、補中益気湯にでもしようかと思ったが腹証に明らかな胸脇苦満をみてはもっと徹底した柴胡剤が用いたいように考えられた。結局、意を決して小柴胡湯加茯苓を用いることにした。茯苓を加えたのは自家経験でこうすると味が軟らかくなり、薬方が軟化するように思えるからである。
処方はこれで送ったが内心、薬力が強すぎないかと心配でならなかった。ところが朝の寝起きが悪かったのがスッと眼が覚め眩暈等もなくまた便通も規則正しく胃腸の欠陥を訴えず現在、病人らしい所はなくなりました。第三者が見ても顏色、眼の動き等を全く平常と異なりません。と連絡があった。
1年後、連絡があり、このところ大変身体の調子がよろしく昨年までは身体が細くて心配していたが今年は大分太ったとあった。
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| 備考 |
少陽病の代表的な薬方です。
小柴胡湯に桔梗と石膏が加わることによりより上焦に効果が出ます。
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