| 薬味名 |
大黄・だいおう |
| 基原 |
タデ目・タデ科
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| 薬用部位 |
根茎
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| 性味 |
味は苦 性は寒
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| 性味 |
味は苦 性は寒
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| 帰経 |
脾・胃・大腸・心包・肝
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| 大黄とは |
大黄の根が黄色なので大黄という名前になりました。
国を治める内政には国老(家老)が働き、外政に対しては将軍が担当するもので国を病気に置き換えて考えます。病気を治す薬にも国老と将軍があり、体内でのアレルギー反応を抑え体内からの病気になるものを防ぐ国老に相当する働きの薬と、積極的に病気の因に対して働く戦いをしようとする将軍のような働きがあります。国老の働きは甘草、将軍の働きは大黄が行うため、大黄は別名、将軍とも呼ばれています。
言うまでもなく大黄は中国で開発された世界的な薬物です。既に紀元前からはるばるシルクロードを経てヨーロッパに伝えられ、わが国でも古く奈良時代の文化の遺産である正倉院(西紀756年)の薬物の中にも大黄が現存することは周知の通りです。
■広い中国では大黄の品質も多種多様のものが出回っています。大黄の原植物はその生産地によって相違します。
@西寧大黄(北大黄):日本で錦紋大黄といわれる最上品に属するものです。外面黄褐色で卵型または卵円形で紐を通した穴があり、コルク穴は剥がれ、質は充実して重く、つむじ紋があります。芳香性が強く、味は苦く渋く、噛むと砂鳴を発します。
A四川大黄(香大黄):錦紋大黄の1種。通例縦に半割され、紐穴があります。外面は黄褐色で質は充実して重く、つむじ紋があります。芳香性で味は苦く渋く、噛むと砂鳴を発します。
B雅黄:外面は黄褐色粗ぞうで、つむじ紋があり、質は軽く味は苦く渋いです。
C馬蹄大黄(唐大黄・頭大黄):雅黄の一種で四川省南川県で生産されます。外面は雅黄に類似しますが通例馬蹄形に縦割りまたは輪切りされ紐穴はありません。コルク皮を有します。外側は褐色で質はもろく焦臭があります。味は苦く渋く、噛んでも砂鳴を発しません。
その他にも台黄(山西、五台山)などがありますが、これらは薬用には適せずもっぱら染料に使われているといわれています。
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| 効能 |
■下剤を服用しても疲労感がない体力の充実した人の宿便を排泄させます。
※大黄は若いものより年を経た大黄の方、つまり古くなって虫のついているくらいのものの方が良いようです。新しいものは腹痛の副作用がありますが、古くなるとそれがなくなります。又、嘔吐のある人に使用してはいけません。
大黄剤には、昔から臨床上の問題があり、広島における第21回日本東洋医学会総会(1970年)の大黄のシンポジウムで大塚敬節先生は大黄剤の投与について注目すべき発言をされています。それらを要約すると、
@その病気が傷寒に属する急性熱病であるか
A傷寒以外の一般雑病であるかを区別
B傷寒によって代表される急性熱病の治療には大黄剤の適応とその用量とは特に慎重を期すべき
C単に便秘にしていることだけを目標に大黄を用いてはならない
と戒められており大いに吟味すべきところだと思われます。
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適応する体質
と処方例 |
■体力があり便秘をするか下剤を服用しても何の苦情もなく気分の良い体質の方がのぼせや心臓及び頭の中に充血や炎症があってその刺激作用として心の動悸・血圧上昇・不安症状をおこすものに使用します。
処方例:「三黄瀉心湯」さんおうしゃしんとう
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