| 薬味名 |
枳殻・きこく/枳実・きじつ |
| 性味 |
味は苦・酸 性は微寒
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| 帰経 |
脾・胃
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| 枳殻・枳実とは |
枳實はミカン科ダイダイまたはナツミカンの未熟な果実を乾燥した生薬です。
枳實の良品は皮が厚く、膚面は緻密で色が黒く、内部は青みを帯びた茶褐色で、苦味と香気があり、使用に当たっては、なるべくかかる品を撰用するのがいいと思われます。
中には枳実と称して早落ちの蜜柑より製したものもありますから注意が肝心です。
ミカン類の花が咲いた後にできる果実をそのままにしておくと大きくなりすぎて栄養が全部にまわらなくなるため摘採して数を減らし重点的に発育させていくようにします。
そのときに摘採したものや台風で落果したものを集めて割ったり切って乾燥したものが枳実・枳殻です。
7・8月に乾燥させた実は中味が充実しておりこれを枳実といいます。9・10月になると殻は固くなり中味は空虚になります。これを乾燥させたものを枳殻といいます。
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| 効能 |
■自律神経の緊張を緩和し、咳をもとにでてくる痰を散らします。
(破気の要薬で、結実を破るとか、気滞を解除する働きがあります)
※痛みを主とするときは枳実を用います。
■飲食停滞による腹部膨満感、慢性消化不良に用い、胃腸機能の回復をはかり、消化を促進します。
■肝臓・胆のう疾患および胃腸疾患による胸腹部の緊張を緩和し、膨満感を治します。
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適応する体質
と処方例 |
■上腹部が張り、食欲が減少して便秘の傾向が強い方
処方例:「大柴胡湯」だいさいことう
■胸部から上に充血して毒気多く、顔面や頭部、頸項部に充血化膿性腫物を起こしたものに用いられます。
処方例:「清上防風湯」せいじょうぼうふうとう
■体表の皮膚部におできがあり、頭痛をともなっており、肝臓機能の低下した方に用います。
処方例:「荊芥連翹湯」けいがいれんぎょうとう
■水滞と気滞の症状である心悸亢進、気うつ、驚悸に用いられます。
処方例:「温胆湯」うんたんとう
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| 民間療法 |
■健胃 〔内服〕
食欲が無い時、ダイダイの果皮1〜2gを1回分量として1日3回、食前服用。
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