| 薬味名 |
杏仁・きょうにん |
| 性味 |
味は苦 性は温 小毒あり
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| 帰経 |
肺・大腸
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| 杏仁とは |
杏仁とはアンズの種子です。杏仁は扁圧した心臓型で先がとがっていて底部は円味のあるもので厚みの薄い皮をかぶり色は茶褐色です。杏仁と桃仁は似ていますが杏仁は小型で桃仁のように細長くなく短く円味があって厚みがあります。脂肪分も桃仁より少なくなります。
杏仁と桃仁は共にバラ科の同属近縁植物ですが、漢方では杏仁は駆水剤で、桃仁は駆オ血剤として繁用薬で使われています。
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| 効能 |
■鎮咳剤です。杏仁に含有されているアミグダリンから分解された青酸で鎮咳の働きをなします。
■利尿の働きがあります。喘息でまぶたのはれたものを治したり急性の腎炎に用います。
■副交感神経を優位にし弛緩による緩下を行います。
■知覚神経末端を麻痺させ鎮痛させます。
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適応する体質
と処方例 |
■自汗し、口渇、小便不利があって喘咳、のぼせ、煩悶のあるアレルギー性疾患のある方
処方例:「麻杏甘石湯」まきょうかんせきとう
■老人や虚証の人の常習便秘に使用するものとして
処方例:「麻子仁丸」ましにんがん
■胸部の苦情が多い時、胸ぐるしい、胃の弱いものの喘息には茯苓と併用する
処方例:「茯苓杏仁甘草湯」ぶくりょうきょうにんかんぞうとう
「苓甘姜味辛夏仁湯」りょうかんきょうみしんげにんとう
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| 民間療法 |
■咳、痰(10g)〔内服〕
アンズの種子の中の実(杏仁)を煎じてのみます。
■外耳炎症 〔外用〕
杏仁をすりつぶし、ガーゼに包んで耳の中に入れておきます。
■乳腺炎 〔外用〕
杏仁をすりつぶし、黒砂糖で練り、貼ります。 |