| 薬味名 |
升麻・しょうま |
| 基源 |
キンポウゲ目・キンポウゲ科
|
| 採取時期 |
11月
|
| 薬用部位 |
根茎
|
| 性味 |
味は甘・辛 性は微寒
|
| 帰経 |
肺・脾・大腸・胃
|
| 升麻とは |
升麻はその葉が麻に似ていて薬の効き方が身体の上部、即ち上に升った場所に効くものであると考えられ升麻となったといわれています。升麻には苦味成分がありますが升麻の原植物のサラシナショウマの葉にも苦味質があって若葉の食用に不便であるので春、若葉をゆでて水にさらし苦味をとって食用にするのでサラシナショウマの名を得たといわれています。
根茎を乾燥したものを升麻と称します。日本産および中国黒江省産のものがあります。しかし、中国産の升麻は種類が多く、北升麻、オオミツバショウマ、および西升麻の3種が主で、その他、陝西升麻、雲南升麻などがあります。現在日本に輸入されている「黒升麻」は北升麻または関升麻で、日本産のサラシナショウマの根茎より大型で品質が良いとされています。
品質は外面が黒褐色、内面が淡褐色を呈して肥大し、紋理のある、苦味のあるものを良品とします。
|
| 効能 |
■腹部に働きかけながら胸部、頭部の苦情に効きます。
体力がなく下剤によって腹部の苦情を取り去ることのできない方に用います。
■解毒力を誘発する力があります。
体力が衰えてくると効かなくなってくるため直接解毒するのでなく解毒力を誘発する力があるようです。
■止血剤を手助けする働きがあります。
升麻自体に止血力があるのではなく他の止血剤と配合することによって止血を発揮します。
■昇提作用があります。
脱肛・子宮下垂・下痢・倦怠など下焦の気が虚した病状に用い、陽気をめぐらせこれらの病状を治します。
|
適応する体質
と処方例 |
■痔疾で痛みや出血のある方に用います。
処方例:「乙字湯」おつじとう
■乙字湯以外の出血や脱肛に用います。
処方例:「補中益気湯」ほちゅうえっきとう
■相当のきつい蓄膿症に使用できます。ですが体質の弱い方には利用できません。
処方例:「辛夷清肺湯」しんいせいはいとう
|