| 薬味名 |
紫根・しこん |
| 性味 |
味は甘・鹹 性は寒
|
| 帰経 |
心・肝
|
| 紫根とは |
紫草(シソウ・ムラサキ)の根を薬用にします。採集した時、水洗いすれば色素が若干逃げるので水洗いせず直ちに日光にさらしてカビが生えぬように湿気に触れさせずに貯蔵します。
使用する場合は砂があることに注意し生薬は肥大のものが良いようですが栽培品の根は大きく色が薄いのでよくないようです。
太く長く肥大し、茎を残さず、泥砂が付着せず、紫色を呈し、色が濃く、芯の木部が少ないものを良品とします。野生品と栽培品がありますが、栽培品は色が薄いようです。
|
| 効能 |
■皮膚創面の新生や肉芽発生に効があるようです。
■紫根を煎じて服用すると大便・小便がよく出るようになります。
|
適応する体質
と処方例 |
■外傷に塗布すると止血鎮痛の効がありやけどなどに塗ると痛みがすぐに止まります。
処方例:「紫雲膏」しうんこう
|
| 備考 |
日本では硬紫根が薬用として使用されてきましたが、軟紫根も類似の効用を持つナフトキノン類を十分に含んでいることわかりました。
硬紫根や軟紫根に含まれるナフトキノン誘導体は、共に紫色色素です。ムラサキの根は、奈良時代ごろより紫色染料として用いられ、特に江戸時代には江戸紫として賞用されました。
|