| 薬味名 |
知母・ちも |
| 性味 |
味は苦 性は寒
|
| 帰経 |
肺・胃・腎
|
| 知母とは |
知母はハナスゲの根茎です。ハナスゲの葉はスゲの葉によく似ており葉の間から花が出てくるので花のスゲからハナスゲという名を得ました。また知母の名はハナスゲの古い根のそばに子が生じその根の形がチボウ(アリの卵とアブ)のようなところからチボウと呼ばれそれが誤って知母となりました。
知母はよく肥大し、外面は黄褐色で黄色の毛をよく除いた質の柔潤なものが良いとされています。
|
| 効能 |
■肺や胃に炎症があったり肺の働きが亢進して気管支のけいれんを起こしキツイ咳を起こしている肺の炎症や亢進を鎮めます。
■肺の熱のために水分がなくなり排泄するべき水がなくなるために弱ってしまった腎を盛んにします。
■チモエキスは大腸菌による発熱を解熱させ、呼吸中枢を麻痺し、血圧を降ろさせます。
清熱・解熱・止渇・鎮咳・煩熱に用いられます。
|
適応する体質
と処方例 |
■手足の関節が痛く身体の痩せている人で腎の働きが悪く脚は腫れて脱するように感じられ痛みのために眩暈や短気・吐き気の催す方に用います。
処方例:「桂芍知母湯」けいしゃくちもとう
■熱症状と大煩渇(激しい口渇)が第一目標として用いられる。
処方例:「白虎加人参湯」びゃっこかにんじんとう
■精神的疲労がり、他の臨床症状がこれといってないときの不眠に用いられます。
処方例:「酸棗仁湯」さんそうにんとう
|