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漢方薬味  〜灯心草・トウシンソウ〜


薬味名 灯心草とうしんそう
性味
味は甘・淡 性は寒

帰経
心・小腸

灯心草とは
水田や湿地に自生するイグサ科の全草あるいはその髄を用います。
日本でもトウシンソウと呼びますが古くからイあるいはイグサと呼ばれその茎は畳表や花むしろの材料として利用されてきました。室町時代から栽培されるようになり特に江戸時代以後に瀬戸地方で盛んに栽培されていました。イグサの髄は白くて弾力性がありそれをとってロウソクや灯明の芯に用いていました。そのため灯心草と呼ばれ江戸時代には生活の必需品でした。
薬材としてはこの髄を乾燥したものが市場に出回っています。

効能
■膀胱炎などによる排尿障害、浮腫み、不眠、心煩、小児の夜鳴きなどに用います。
■イグサ自体を噛み砕いて傷などの止血に用います。


適応する体質
と処方例

■ 気うつのため、胸膈が不快で、食事をしようと食べ物に向かうとため息をついて食欲が出ない方、憂愁憤怒などの情動変化により、気が欝滞した人が、食欲不振、羸痩、めまい、胸騒ぎ、咳嗽などを起こしたり、あるいは取り越し苦労の多い人がいろいろな長患いをするときなどに用います。
 処方例:「分心気飲」ぶんしんきいん



参考文献 出典1) 漢薬の臨床応用 神戸中医学研究会 訳・著
出典2) 近代漢方薬ハンドブック (T・U・V) 高橋 良忠 著
出典3) 漢方のくすりの事典 鈴木 洋 著
出典4) 薬徴 吉益東洞 著
出典5) 中薬大辞典 小学館
出典6) 薬草カラー図鑑1〜3 主婦の友社
出典7) 平成薬証論 渡邊武 著
出典8) 本草綱目 李時珍 著
出典9) 医心方 食養篇 丹波康頼 著
出典10) 中国の薬用菌類 劉波 著
出典11) 薬草の詩 鹿児島県薬剤師会
出典12) 和漢薬の良否鑑別法及び調整方 一色直太郎 著



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