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糖尿病を笑い飛ばそうー。筑波大(茨城県つくば市)看護科助教授で糖尿病療養指導士の林啓子さんは、笑いのトレーニングビデオを取り入れた「糖尿病を笑い飛ばす会」を、来月から始める。
同県牛久市のクリニックの患者を対象に、ふだんから笑う習慣を身につけてもらうことで、運動や食事など、とかく”規則”が多い療養生活を楽しく過ごし、治療効果をあげようという試みだ。
きっかけは、イライラや不安といったストレスで増えるホルモンが高血糖を招くのではないか、と考えたことから。一昨年から4回にわたり、糖尿病の患者に漫才などを見せ、その前後の血糖値の変化を調べる実験を行った。
昼食を食べた後、1日目は林さんによる糖尿病についての講義を聞いてから血糖値を測定。2日目は、食後にプロの漫才を聞いて笑ってもらってから測った。すると、まじめな講義よりも漫才で笑った後の方が、食後2時間後の血糖値は低いとの結果が出た。
(中略)
林さんらの研究はその後、回を重ねた実験によって、ただ「お笑い」を見せれば良いわけでもないことも分かってきた。(中略)
そこで来月からの「笑い飛ばす会」では作戦を変更。吉本興業の協力で新たに作成した「笑いの練習」ビデオを見ながら、まずは、”笑いやすい体質づくり”を目指すことにした。
(中略)
笑いと血糖値の実験 インスリン療法をしていない患者19人を対象に実施。昼食後に講義を聞いた場合の食後2時間血糖値(単位はミリ・グラム/デシリットル)は平均で123上昇したが、漫才を聞いた後では77の上昇幅にとどまった。血糖値を下げるインスリンの分泌は増えていないことから、「腹筋運動を伴う大笑いで、運動療法的な効果があったのでは」(林さん)と推測している。
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