|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆中年期の心血管危険因子は老年期の痴呆と強い関連
|
| 中年期の心血管危険因子は老年期の痴呆と強い関連 〔米ミネソタ州セントポール〕 高コレステロール,高血圧,糖尿病,喫煙は長く心血管疾患の危険因子とみなされ,治療されてきた。全米で最大の非営利医療サービスを提供する団体であるカイザーパーマネンテ(カリフォルニア州オークランド)研究部門のRachel Whitmer博士らは,中年期の心血管危険因子が老年期になってからの痴呆リスクを有意に増加させる可能性があるとの結論に至った。カリフォルニア州北部の住民約9,000例を対象としたこの研究は,米国神経学会(AAN)のNeurology(2005; 64: 277-281)に発表された。 1つ加わるごとにリスク上昇 中年期(40〜44歳)に心血管危険因子(糖尿病,高血圧,高コレステロール,喫煙)が 1 つある被験者では,後年の老年期に入って痴呆を起こすリスクが24〜46%上昇していた。痴呆と診断される可能性は,危険因子が全くなかった場合と比べて,危険因子が 2 つになると70%,3 つで200%以上,4 つすべてある最悪の場合で237%高くなっていた。 同様に,心疾患危険因子の治療により,痴呆のリスクを減らすことが可能である。保護的治療の開始が早いほど,累積効果によりそれだけ効果が大きく得られる可能性がある。 痴呆のリスクを中年期の危険因子別に見ると,糖尿病患者が46%,高コレステロール値を示す者が42%,高血圧の有症者が24%,常習的な喫煙歴が中年期にあった者が26%とそれぞれ上昇していた。心血管危険因子が痴呆の有病率に及ぼす影響として人種,性による有意な差は見られなかった。 従来の研究は,個々の心血管危険因子と痴呆の関連を報告していたが,中年期のこれら危険因子が老年期の痴呆リスクと関連するかどうかを見る徹底した前向き研究はこれまでなかった。 Whitmer博士は「われわれの研究の本当の強みは,さまざまな人種の男女が全員,医療サービスを等しく受けた大規模なコホート群として27年間にわたりフォローアップされている点である」と述べている。 |
|
|
|
|||||||||||||
| 〒812-0035 福岡市博多区中呉服町1-26 博多インテリジェントビル6F TEL: 092(263)3590 FAX: 092(263)3556 E-mail: Copyright(C) 太陽堂漢薬局 All right reserved. |