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◆夢遊症は甲状腺機能亢進症と関連
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| 夢遊症が、まれではあるものの、今までに認識されていない甲状腺機能亢進症の一症状である可能性を示す新しい研究が報告された。
少なくとも患者8例において、甲状腺機能亢進症の発現と同時に夢遊症がみられるようになったことが記録された、と研究者らは述べている。甲状腺機能亢進症と夢遊症との正確な関連性は不明であるが、研究者らはこの結果から両者間の因果関係が示唆されると述べている。 甲状腺機能亢進症はありふれた疾患であり、甲状腺によって甲状腺ホルモンが過剰に産生される。甲状腺ホルモンは代謝および食物からのエネルギー変換を調節し、また、体内における他のさまざまな過程にも影響を及ぼす。 睡眠障害は甲状腺機能亢進症において一般的にみられる症状であるが、研究者らは、現在までに夢遊症が本疾患の一症状とみなされたことはないと述べている。甲状腺機能亢進症の症状として他に知られているものには、神経過敏、体重減少、熱不耐性、易刺激性、疲労、不眠症、落ち着きのなさがある。 甲状腺機能亢進症により夢遊症が発現する可能性 本研究は『Endocrine Practice』1/2月号に掲載されている。研究者らは、甲状腺機能亢進症の診断と同時に夢遊症の発現開始を報告した患者8例について詳述している。 各症例において、甲状腺機能亢進症の治療成功後、夢遊症は消失した、と研究者らは述べている。また、患者2例では、コンプライアンス不良から甲状腺機能亢進症がコントロール不良となり、再び夢遊症がみられるようになった。 夢遊症または夜驚症の家族歴をもつ患者はいなかった、と研究者らは述べている。夜驚症は一般に、夢遊症を引き起こす他の原因として関連付けられている。 一部の甲状腺機能亢進症患者群では、甲状腺機能亢進症を原因とするノンレム睡眠(鮮明な夢を見る以前に出現する睡眠周期の早期相)の延長とその結果生じる疲労が組み合わさり、夢遊症の発現に至る可能性がある、と研究者らは提唱している。 しかし、夢遊症という甲状腺機能亢進症のあまり認められないものの可能性のある副産物についてよりよく理解し、確証を得るとともに、また甲状腺機能亢進症患者における夢遊症の有病率を求めるためには、今後さらに研究を行う必要がある、と研究者らは述べている。 |
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