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  ◆◆ 病気 ◆◆ 

一貫した、適度の運動により女性の心臓突然死のリスクが低下
  2005-05-12
Medscape Medical News 2005

本研究では、ほとんど運動しない女性において死亡リスクが上昇
心臓突然死(SCD)の総リスクおよび激しい運動中のリスクの両者を低下させるため、女性は、より長期間にわたり、もっと定期的に運動を行うべきである、とボストンの研究者らが第26回心調律学会(HRS)年次科学会議(ニューオリンズ)で報告した。

中等度から強度の身体活動中における女性のSCDのリスクには短期的な上昇が認められるものの、毎週の運動量の多い女性ではリスクは低下した、と研究者らは述べている。

「定期的に運動をする女性は(SCDの)リスクが一過性に低下した」とマサチューセッツ総合病院およびブリガム女性病院(マサチューセッツ州、ボストン)の循環器医であるWilliam Whang, MDはMedscapeに述べている。「運動をする女性では、週に2回以上運動する女性の方が一過性リスクが低かった」。

この研究は、女性において運動によるSCDの短期リスクと長期リスクを評価した初めての研究であった。

「この研究の重要なポイントは、定期的な運動が[SCDの]リスクを大幅に低下させる可能性があるという点である」とオクラホマ大学健康科学センター(オクラホマシティ)のHRSプログラム責任者であり、循環器科部長を務めるDwight Reynolds, MDはコメントしている。「たとえ総リスクは低くても、運動しなければリスクは上昇する」

同研究では、Nurses' Health Studyの被験者70,00例において、自己報告による身体活動度とSCDとの関係を検討した。1986年から2000年までの間に6種類の年数にわたり、1週間に行う中等度から強度の運動の時間数を調査した。情報は質問票で収集するほか、SCDが発生した時点において、医療記録の見直しと、親族との話し合いを通じて収集した。

質問票では、ウォーキング、ジョギング、ランニング、自転車漕ぎ、ラップスイミング(訳注:プールでの長距離水泳)、エアロビクスといった運動を1週間に行う時間数について尋ねた。

症例交差解析を行ったところ、心血管疾患や脳卒中既往歴のない約70,000例の女性では、1時間以内の中等度から強度の運動によるSCDの相対リスクは、運動をしない場合の6.2倍であった、とWhang博士は述べている。

1週間あたりの運動が2時間未満の女性は、運動後1時間のSCDのリスクが運動しなかったときの21倍であった。定期的に運動する女性では同リスクは劇的に低下した、とWhang博士は述べている。週に2時間以上運動する女性では、中等度から強度の運動後のSCDのリスクは、運動をしなかったときの3倍であった。

症例交差解析では、SCD前における中等度から強度の運動への曝露のオッズ比を推定した。次いで、研究者らは、併発疾患および心血管リスク因子について補正した後に、運動量の上昇に伴うSCDの長期的リスクに関する推定ハザード比を求めた。

肥満指数(BMI)、高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの生物学的因子について補正して多変量解析を行ったところ、SCDのリスクは1週間あたりの運動時間の増加に伴って低下した。

「定期的な中等度から強度の運動量の増加は、SCDの総リスクの低下を伴った」とWhang博士は参加者に話している。

中等度から強度の運動では、それぞれ時間数が増加するにつれて、SCDの相対リスクは低下した。例えば、週に4時間以上運動する女性はSCDのリスクが約50%低下していた。週に7時間以上運動する女性は、1時間未満の女性と比べてSCDのリスクが66%低かった。

週4時間以上運動する女性では相対リスクが1未満であった、とWhang博士は述べている。「これは、運動が(SCDに関して)有効であるという常識と一致する。一過性リスクはあるものの、それはきわめて低い」とWhang博士は述べている。「女性は運動プログラムを徐々に開始して、だんだん強化していくべきである。定期的運動は有効である」

この研究は自己資金で行われた。筆者らは関連する金銭的利害の対立はないと報告している。



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