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◆マグネシウム不足は摂食量の減少のためであると考えられるので、肥満小児の2型糖尿病の予防には、マグネシウムサプリメントまたはマグネシウムを豊富に含む食品の増加が有用
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肥満小児ではマグネシウム不足がインスリン抵抗性(IR)の発現に関連している可能性があるという試験結果が、『Diabetes Care』5月号に発表された。研究者によると、マグネシウム不足は摂食量の減少が原因であると考えられる。「マグネシウム不足はIRに関連があり、成人の2型糖尿病のリスクを増大させる」と、バージニア大学(米国、シャーロッツビル)のMilagros G. Huerta, MDらが記している。「肥満と食品中の多量栄養素が2型糖尿病のリスクに大きな意味を持っていることは明らかだが、微量栄養素のその過程における意義については明らかになっていない。マグネシウムは、炭水化物代謝にかかわる酵素の重要な補助因子である」。 糖尿病でない肥満小児(肥満指数[BMI]が85パーセンタイル以上)24例と、それに性別と成長度をマッチングさせた非肥満小児による対照群(BMIが85パーセンタイル未満)との間で、血清マグネシウム、インスリン感受性、食物摂取頻度調査に基づく、食事でのマグネシウム摂取量、空気置換プレチスモグラフィによる体組成を比較した。 血清マグネシウムの平均値は、肥満小児群が0.748±0.015 mmol/Lであり、非肥満小児群では0.801±0.021 mmol/Lであった (p=0.009)。血清マグネシウム量は、空腹時インスリンとは負の相関があり(r = -0.36、95%信頼区間-0.59--0.08、p=0.011)、量的インスリン感受性検査指数(QUICKI)との間には直接的な相関があった(r = 0.35、95%信頼区間0.06-0.58、p=0.015)。 食事によるマグネシウム摂取量の平均値は、肥満小児群が0.12±0.004 mg/kcalであり、非肥満小児群が0.14±0.004 mg/kcalであった(p=0.003)。食事によるマグネシウム摂取量は、空腹時インスリンとは負の相関があり(r = -0.43、95%信頼区間-0.64--0.16、p=0.002)、QUICKIとは正の相関があった(r = 0.43、95%信頼区間0.16-0.64、p=0.002)。 非肥満小児群は肥満小児群に比べて、葉菜類、魚類、豆類、ヨーグルト、ナッツ類、ピーナッツバターからのマグネシウム摂取量が多かった。牛乳はマグネシウム源として重要なもののひとつだが、牛乳または乳製品全体によるマグネシウム摂取量は両群間で差がなかった。 この研究の限界としては、横断的研究であること、肥満小児群にはアフリカ系アメリカ人の小児の割合が高いこと、細胞内マグネシウム量の測定がなされていないことが挙げられる。 「小児期にはマグネシウム不足とIRとの間に関連性がある」と著者らは記している。「肥満小児における血清マグネシウムの不足は、食事による摂取量が少ないためであるとも考えられる…。小児において、マグネシウムを豊富に含む食品の摂取量を増やすことが、インスリン感受性の改善と2型糖尿病予防に有用な方法であるかどうかをさらに調査する必要がある」。 この研究は、バージニア大学総合臨床研究センター、Takeda Pharmaceuticals North America社、バージニア大学小児病院の支援を受けている。著者らのうち2名は、米国衛生研究所(NIH)からの助成を受けている。 |
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