不妊症の相談を受けた。
相談時37歳の女性である。結婚して9年になるが妊娠しないとの事。病院での検査では卵管が狭く妊娠しないと診断を受けたそうである。その後、婦人科で治療を受けているが現在まで妊娠していないとの事。
患者さんは中肉中背、色白。糸練功でチェックすると、右中焦・脾の臓に6合Vの異常が認められた。
当薬局では今まで卵管閉塞で妊娠不可能と言われた人を多く妊娠させている。この脾の異常は卵管閉塞や卵管に異常が有り妊娠しない人に共通の反応である。
ついでにご主人も調べてみるがご主人には不妊と成るような異常は認められなかった。奥さんの治療のみとする。
3月13日、六君子湯とスクアレンを投与する。
4月14日、7合+(3)に改善。
6月12日、9合+(1)に改善。
6月25日、妊娠したとの連絡あり。この時点で6週目に入っているとの事。
糸練功で調べると、流産の気が出現している。流産予防と妊娠中毒症の予防の目的で当帰芍薬散加芍薬を投与する。
その後、順調に無事出産となった。
いつも考えるのだが、漢方の内服治療で何故卵管閉塞等の器質的な異状による不妊症が改善するのか不思議である。