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注;東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。)
| 2005年2月号 |
■味覚と臭覚が無い男性 (昭和10年生、男性。旧No.1300) |
私の親戚の紹介で相談に来られた男性。ある幼稚園の園長先生である。
話を聞くと、1ヶ月ほど前から舌に感覚が無くなり、味覚が消失し同時に臭いも感じなくなったと訴えられる。
病院で治療するも改善せず、近くの薬局で霊芝、牡蠣肉エキス、スクアレンを服用しているとのことである。
腎炎でタンパク尿がある。元来は脈が遅く50台であるが、現在は80台になっているとのことである。
身長158、体重46Kg、軟便。舌診は微白苔・潤の状態。脾虚が伺える。
問診の結果、神経質で自律神経の異常による知覚神経障害が原因の味覚・臭覚異常だと思われた。
糸練功で診ると右上焦肺大腸経1合に陰証の強い反応(3+)がある。
薬方は半夏厚朴湯合茯苓飲、また気剤として感応丸の変方を選薬した。
半夏厚朴湯と茯苓飲は2:3の割合である。
15日後、臭覚が回復、著効である。糸練功の結果はまだ3合2+である。引き続き漢方治療を継続し、約7ヶ月で治療終了となった。
この方はその後、脱肛や前立腺肥大、メニエル氏病の治療を御希望され、約6年間お付き合いすることとなった。
今まで味覚障害を何人も診てきたが、自律神経の知覚神経障害の治療で全員良くなっている。一般に言われる亜鉛やミネラルの不足だけが問題なのかと疑問に思う。
また、どの病気でも病歴が短いほど治りが早く、病歴が長いほど治りも遅い傾向にある。
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患者さんが服用した漢方薬
◎治療方剤
(7月8日〜翌2月5日)
| 半夏厚朴湯合茯苓飲 |
臭覚・味覚の知覚神経障害に対して |
1月分 |
17010円 |
| 感応丸変方 |
気剤として |
1月分 |
6300円 |
体質や病状で漢方薬の種類・服用量が一人一人変わります。ご予算の目安にして下さいね。
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