|
注;東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。)
| 2005年5月号 |
■体外受精で妊娠しない女性 (昭和42年生、女性。旧No.1800) |
結婚4年半になる不妊症の患者さんの相談を受けた。病院での検査では右卵管の癒着が指摘され、自然妊娠は難しいとの判断で体外受精を5回したが妊娠には至らなかったそうである。
その後、地元の漢方薬局で人参剤を中心とした漢方治療を受けたが妊娠には至らず、太陽堂漢薬局での漢方治療を希望し来局された。
問診を行うと口渇を訴えられるが、その割には舌診には大きな異常は認められない。また月経はおおむね順調だが、月経直前に腰痛と下半身の冷えが有ると訴えられる。これらの症状から陽の古血の存在が推測される。
糸練功で確認すると、五志の憂が7合1+。古血が1.5合5+。心包の熱を内在する肝の血虚が8合+(1)に確認された。
五志の憂に牡蠣製剤、古血に甲字湯を選薬投薬した。
1ヵ月後、それぞれ9合±(1)、2.5合3+に改善。
3ヵ月後、五志の憂9合±(1)、古血8合1+に改善。残された治療点の心包の熱と肝の血虚に対し当帰散を追加投薬。
6ヵ月後、妊娠。
その年11月初旬に元気な赤ちゃんを出産された。
実はこの患者さんの御主人も奥様と同時に精子の運動率と精子量を増やす漢方治療を行った。
いつもの事だが、漢方医学には説明のつかない不思議さがあり、それを感じさせる症例であった。
|
● |
患者さんが服用した漢方薬
◎(7月8日〜10月7日)
| 牡蠣製剤 |
五志の憂に |
1月分 |
5200円 |
| 甲字湯 |
陽の古血に |
1月分 |
13800円 |
◎(10月7日〜)
| 牡蠣製剤 |
五志の憂に |
1月分 |
3000円 |
| 甲字湯 |
陽の古血に |
1月分 |
6900円 |
| 当帰散 |
心包熱証・肝血虚 |
1月分 |
6000円 |
体質や病状で漢方薬の種類・服用量が一人一人変わります。ご予算の目安にして下さいね。
|
|
|
|
|
|
|