50歳代の腰部分の腫れを訴える女性の相談を受けた。数日前から痛みがあり、腰背骨部分の一部がボコっと膨れてきたとのこと。整形外科では背骨石灰沈着との診断を受け、石灰沈着しやすい体質だから、骨粗鬆症に気をつける様言われたとのこと。20年来の花粉症治療も並行して行うことを希望された。最初に当店で漢方治療を始めたお母様が見違えるほど元気になり、自分も体力強化に目下努力中とのこと。
糸練功で確認すると腰部分に膀胱の臓腑病1合3+に越婢加朮湯合防已黄耆湯証を確認。確かに骨粗鬆症になりやすい体質と考えられ、当薬局グルコサミン製剤と牡蠣肉製剤を組み合わせてお出しした。
1ヵ月後、2合3+。以前は背中が気になり、ボコッとなっていたものを時々触っていたが今は気にならなくなり、ボコっとしたものも小さくなり、痛みもないとのこと。
2ヵ月後、3.2合2+。ボコっとしたものがどこかわからなくなった。
8ヶ月たった現在も背骨石灰沈着と花粉症の治療を継続中だが、腰部分はもう殆ど自覚症状がなく、疲れたときに症状が軽度に出現する程度。花粉症も順調に改善している。また、漢方薬をのむため間食しなくなり、食事にも注意してダイエットでき、二重に喜んでいるとのこと。
漢方では腰部分の症状は軽減させることはできるが、石灰沈着そのものまで改善することは稀であるため、希少な症例であった。改めて漢方の素晴らしさを実感できた症例であった。
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