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臓腑
 
 東洋医学で言う臓腑は、西洋医学で言う臓器とは異なります。
 臓腑には、六臓(肝、心包、心、脾、肺、腎)と、六腑(胆、三焦、小腸、胃、大腸、膀胱)の十二臓腑が有ります。

 東洋医学で言う臓腑は、生体の機能臓腑に当てはめて考えています。一般の方には中々理解しがたく、漢方を専門で勉強されている方の中にも混乱されている場合があるくらいです。

 例えば、膀胱」は「月(身体)」 プラス 「旁光です。旁光「たいまつの火」が交わる状態外部からの病気(病邪)生体の防衛力が、戦う状態を指しています。「膀胱」は尿を溜め排泄する臓器の意味ではありません。
 
風邪の初期に一般的に服用する「葛根湯」は、「太陽膀胱経」の漢方薬です。
 
膀胱生体が病気を発見し、病と戦う最初の防衛線です。

 実際のお病気・肝炎の場合を例に取りますと、
時期 肝臓の状態 東洋医学の臓腑の病
急性肝炎 初期の時 悪寒・発熱の症状 太陽膀胱の病
急性黄疸 出現の時 ビリルビンが高く、肝機能数値も悪化 少陽、あるいは陽明の病
慢性肝炎 状態の時 急性肝炎が慢性に移行した時 通常、少陽の病
長期化した慢性肝炎 状態の時 慢性肝炎が長期化したり、
肝不全等の状態
太陰、あるいは少陰の病
末期の肝臓病 状態の時 通常は、少陰の病が多く、
肝臓病で亡くなる直前は、厥陰の病と成ります

 一般に肝臓病は、の病と考えがちです。しかし本来の東洋医学では、肝臓病でも時期により様々な臓腑の病を呈します。
 漢方医学では、その時々の肝臓の状態・全身状態・体質に応じ、薬方が組まれ治療方法が決定されます。
腹診の図

燥湿
身土不仁
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